鉄の爪で改心の一撃が強烈!教育係が語るおてんばアリーナの強さ

これはとあるお姫様が、自由きままに旅に出た物語の番外編。
(ドラクエ4 第2章)
強すぎるアリーナに対して、ブライが感じたこととは?
今日はそんなアリーナの心情について書いていきます。
それでは、ご覧ください。
はじめに紹介
まずはドラクエ4を知らない方のために、アリーナと部下たちについて簡単に紹介します。
もうそんなの知ってるよ!って方は、読み飛ばして次の章へ!
アリーナ
サントハイムのお姫さま。
武術が得意で、かなりのおてんば。
外に出たいがために、自分の部屋の壁を蹴破るほどの戦闘力を持っている。
いつも戦うことと、武器のことで頭がいっぱい。
ちなみに防具にはさほど興味がないらしい。
自由が大好きで、部下のクリフトとブライと一緒に旅に出る。
クリフト
アリーナの部下で、アリーナと一緒に旅に出る。
職業は神官で、簡単に言うと僧侶。
ホイミとかキアリが使えて便利。
しかし、AIの頭が悪すぎて、レベルが上がると「ザラキ」しか使わない可哀想なキャラ。
最近のリメイクでは「めいれいさせろ」が使えるので、前ほどの不便さはない。
それから漫画の影響で、「アリーナのストーカー」という不名誉な肩書が付けられた。
それが受けたためか、最近のリメイクではストーカーのような発言がバリバリ増え、実質公式認定の設定となってしまった・・・。
とにかく可哀想なキャラである。
ブライ
アリーナの部下で、アリーナと一緒に旅に出る。
タイプは魔法使い。
序盤はヒャドが使えて強いように感じるが、後々マーニャという上位互換的存在のせいで、馬車行き濃厚に・・・。
バイキルトを使えるのは大きいが、昔のドラクエはAIが無能過ぎて、ブライ自身にバイキルトを掛けるというアホっぷり。
かなり口が悪くて毒舌。
でも会話していると面白い。
以上、説明おしまい!
それではここから、私が考えるアリーナ&ブライの新たな一面についてお話していきます。
全てのはじまり 教育係への任命
わしはブライ。
今日は王様に呼ばれて王室に向かっている。
どうやら頼み事があるらしいのだが、全くもって面倒くさいの。
「ブライよ。お主に頼みたいことがある。」
「何でしょう王様?」
「わたしの娘、アリーナを知っているな?未だ5歳でとても可愛いのだが、少々わんぱくでな。」
(わんぱくさが「少々」ですと?)
「ここは一つ、お主に教育係をお願いして、アリーナに勉学やらお主の品格さを学び取ってもらいたいと思っている。」
(アリーナ様は5歳にして時既に遅し…これ以上手の施しようはありませぬぞ?)
「もちろん引き受けてくれるな?」
「王様、ですが・・・」
「出来なければクビだ(ボソッ)」
「承知しました。わたくしめに全てお任せください。」
こうしてブライは、しぶしぶアリーナ姫の教育係&子守役を引き受けました。
それから十数年、ブライの苦労はずーっと続きます。
アリーナ姫の子守
バキッ!!
「あ~!姫、またおもちゃを壊してしまいましたな!」
「おの使用人め、姫に木製のおもちゃをあげるなとアレほど言いましたのに。」
「金属製じゃないとすぐに壊されてしまいますな。ぶつぶつ。」
グルルルル…
「姫!そんなものどこから連れてきたのですか!」
「可愛いから良いじゃない。この子はアタシのペットにするの。」
「ダメですぞ。野生のキラーパンサーなんて危険ですから、すぐに捨てて来なければなりませぬぞ!」
「嫌よ、この子可愛いし。それにどう見たって普通の猫じゃない?」
(猫?しかもこんな凶暴そうな魔物が可愛良いですと?)
「それに姫、大変申し上げにくいのですが、このキラー・・・いや、この猫さん、姫にかなり怯えているようですぞ?」
「可哀想ですから、どうか逃してやるのが良さそうですな。」
アリーナ姫はいつもわんぱく全開!
おもちゃは壊し、近所の魔物たちには恐れられ、幼い頃からその強さの頭角を現す末恐ろしいお姫様でした。
この先の成長がとても不安です・・・。
大きくなったアリーナ、遂に旅に出る!
そして、ここからドラクエ4の物語が始まります。
順調にすくすくと成長し、そして一段とたくましくなったアリーナ姫は、遂に自室の壁を蹴破り、旅に出るのでした。
厚さ30センチはあるであろう頑丈な壁だってお構いなし!
得意の蹴りで一撃必殺です。
アリーナ姫に壊せない壁なんてきっとありません。
あっぱれです!
「姫、そんなに旅に出たいなら、仕方ないですがわしもご一緒しますぞ。」
「ワタシは一人でも大丈夫だわ。」
「姫に何かあればわしの命も危ない。何としても付いていきます。」
「しょうがないわね~。」
こうしてブライ(とクリフト)は、アリーナ姫に付いていくのでした。
アリーナのステータス
「ちょっとステータスでも見てみるかの。」
「ほうほう。未だ姫も可愛げがあるの。」
「力だって、成人男性であるクリフトのたったの4倍しかないの。」
「このまま力が成長しなければ、かろうじてサントハイム城の姫としてもやっていけそうですな。ほっほっほ。」
「何言ってるのよブライ、アタシは成長期よ。これからもまだまだ育つわよ。」
「既に魔王クラスだというのに、まだ強くなるですと?」
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成長するアリーナ
アリーナは旅を通して心も体も成長し、強さに磨きをかけていきます。
「このボス弱すぎて、全然歯ごたえがないわ。」
「姫が強すぎて、中ボスが可愛そうですぞ。ほっほっほ。」
「防具なんて要らないわ。」
「魔物相手に生身で攻撃を受けたいなど、姫は考えることが人と違いますな。ほっほっほ。」
「きっと中にお宝があるわよ?」
「人様の大事な商品を平気で割る辺り、さすが姫ですな。ほっほっほ。」
それ以外にも、アリーナは色々な伝説を残します。
偽姫様のために洞窟に潜ったり、エルフが落としたさえずりの蜜を平然と盗んだり、自由奔放にやりたい放題!
そして2章最後の地、エンドールへと向かってゆくのでした。
新たな武器
「あ、こんなところに鉄の爪が売っているわ。買っても良いわよね?」
「ですが姫、さきほどのカジノでそんなお金などありますまい。」
「ブライが買ってくれれば良いじゃない。」
「姫、ときには我慢というものも必要ですぞ。」
「え~、鉄の爪は攻撃力38もあるのに、たったの1500Gでお買い得なのよ?」
「それに今(2章)で買っておかないと5章では買えないの。とっても貴重なの!」
「2章?5章?何のことですかな?」
「いえ、こっちの話よ。」
「まあどちらにせよ、素殴りで999ダメージの怪力姫にはそんなもの必要ないですぞ。ほっほっほ。」
アリーナはブライを攻撃した!
ブライに999のダメージ!
さらにブライはしぶしぶ鉄の爪を買わされた!
ブライの財布に1500のダメージ!
ブライの財布はスッカラカンになった!
さっそく装備していきますか?
はい ←
いいえ
鉄の爪の脅威
「姫、初めて装備した割には、随分と鉄の爪の扱いに慣れておりますな。」
「当たり前でしょ!アタシと言えば鉄の爪、鉄の爪と言えばアタシってくらい有名なんだから!」
「そんな話、初めて聞きましたぞ?」
「まあ有名なのは、ゲームプレーヤーにだからね。」
「ゲームプレーヤーとは何ですかな?」
「気にしなくても良いわ。」
その後、早速試しに使ってみたくなったアリーナは、外に出て素振りを始めます。
「ねえ見て見て~!これ凄く格好いいわよ?」
「イタタタタ!姫、そんな危ないものをむやみに振り回してはいけません!危うくわしが死にかけましたぞ!」
「ただでさえ危険人物なのに。ぶつぶつ。」
「ちょっとくらい良いじゃない。それにアタシも久しぶりに装備してウキウキしているのよ!」
「久しぶり?初めての間違いですかな?」
「過去に何度も装備したわ。それに小説版のときなんて、最終戦までこれ一本で戦い抜いたくらいよ。」
「もうワタシの相棒なんだから!」
「小説版?姫、いつもおかしいですが、今日はさらに言っていることが分かりかねますぞ。」
「だからブライには説明してないから、無視しても良いのよ。」
そうして歩いていると、なんと珍しい魔物たちが現れます。
「ねえ、あんなところにグレートドラゴンが沢山いるわよ!」
「ちょっと試し斬りしてくるわ!」
「姫、可愛そうですから止めるのですぞ。」
「一国の姫が、そんなイジメじみた行為など。ぶつぶつ。」
アリーナはグレートドラゴンの群れに向かって無防備に駆け出した!
グレートドラゴンの群れは血相を変えて逃げ出した!
どうやらアリーナにびびっているようだ!
「ちょっと逃げちゃったじゃない。じゃあ代わりにブライで試し斬りね。」
アリーナの攻撃!
会心の一撃!
ブライに999のダメージ!
「痛たたたーい!!」
ブライはすっかりアリーナの物理攻撃に耐性が付いたよう。
ケロッと立ち上がると、何事もなかったかのように話し始めます。
「姫、そういえば前よりも会心の一撃が多くなりましたな。」
「今更なにを言っているのよ?アタシは強くなればなるほど会心の一撃が多くなるのよ。」
「それはどうしてですかな?」
「ゲームの仕様なんだから仕方ないじゃない。」
「せっかくだから、分かりやすくまとめてみたわ。」
- (Lv×1/256)
- ただしLv64以降は1/4で固定
- (Lv×1/256)×(3/4)
- ただしLv89以降は一定で、最大で約1/4
「ほう、さすが姫。」
「これにはメタル一族もビックリですな。」
「でしょ~?だからアタシはかなり強いんだってば!」
ブライは、より一層アリーナを怒らせないようにと誓ったのでした。
アリーナとブライの旅はつづく。
おしまい
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アリーナ最強やん
アリーナ強い
歴代最強かもしれませぬ。