アモールの水が血に染まる!ドラクエ6洞窟内で起きたトラウマな悲劇

「そこの勇者様、アモールの水はいかが?」

「どんな効果があるの?」

「体力回復はもちろん、万病、若返りにカッコよくもなるよ!」

「本当?
じゃあ1つ、いや、やっぱり10個ください!」

「おい勇者、お前騙されてるぞ?」

 

はじめに

この記事はドラクエ6リメイク(スマホ版)を元に書いています。

所々好き勝手書いているので、原作とは多少違うのであしからず。

 

ドラクエ6をやったことがない方も、昔やったけど内容忘れてしまったかも、ぜひ読んでやってください。

それでは、始まり始まり。

 

前回記事

こちらは前回記事の続きとなっております。

王子様を偽って城に侵入したお話はこちらから。

 

あわせて読みたい!

 

 

いざアモールへ

これはとある勇者一行(ドラクエ6)の物語。

ニセモノ王子がバレてレイドックを追い出された3人は、次なる町アモールに向けて旅をしています。

 

「それにしてもひどい大臣だよね。
正解のないクイズなんてあんまりだよ。」

「王子に成りすました俺たちが文句を言う筋合いはないけどな。」

「ねえ、そんなことよりあそこに洞窟が見えるわよ。
ちょっと寄っていきましょうよ。」

 

勇者たちは洞窟の中へと入ってみます。

 

謎の老人

洞窟に入ると、そこには一人の老人が。

さっそく話しかけてみます。

 

「ねえ、おじいさん。
この洞窟は塞がっているみたいで何もないけど、ここで何をしているの?」

「失くした夢を探しているのじゃよ。」

「失くした夢だと?
随分ロマンチストじゃないか。」

「まあ素敵!」

 

 

この老人、見かけによらず格好いいことを喋ります。

何だかただのモブキャラじゃないようなセリフですが、それが分かるのはもう少しだけ後のお話。

今はこの老人をスルーして、次なる町へと向かうことにします。

 

アモールの町

アモールにつくと、そこは自然いっぱい。

見渡す限りにのどかで平和な町です。

澄み切った川が町の中心を流れ、辺りには綺麗なお花が咲いているみたい。

勇者たちはほのぼのとした気持ちになりながらも、町人に話しかけていきます。

 

「とりあえずセーブだね。」

「同感だ。
教会を探そうぜ。」

「あ、あそこよほら!
でも扉の前に神父さんがいるわね。」

 

「旅の方ですな?
今は掃除中なのでまた後にでも来てください。」

「なんだって?
掃除くらい、人のいない夜に済ませておけよ!」

「ハッサン、文句いわないの。
他の人とおしゃべりでもして時間を潰しましょ?」

 

 

教会を追い出された勇者たちは、他の人にも喋りかけます。

そして雑談に雑談を重ね、この町について色々なことが分かってきました。

例えば、この町の川の水は特産品なこと。

飲めば体力が回復するし、万病にも効くみたい。

それを知ってか知らずか、全国各地からアモールの水を求めて旅人が押し寄せてきているらしいのです。

 

 

「お客さん、あいにく今日は予約でいっぱいなんですよ。」

「なんだって?
宿屋に泊まれないの?」

「なんでい!
教会も宿屋もダメなんて、旅人を馬鹿にしているとしか思えない!」

 

 

「あなたたちもアモールの水を求めてきたのですか?
でも恋の病には効果なかったみたいです。」

「おい勇者、恋の病ってなんだ?」

「ハッサンには縁のない病気だから大丈夫。」

 

 

「アモールの水では寝相も治らないみたいだね。」

「というか、みんなアモールの水になんでもかんでも頼りすぎじゃないかしら?」

「そのとおりだぜ。
いついかなる困難においても、己の力だけで解決してこそ真の男だぜ。」

「ハッサンのくせに良いこと言うね。」

 

 

「すごい!
ここの水は長生きもできるんだって?」

「ということは・・・」

 

 

「ここはバーなの?」

「いいえ違うわ。」

 

 

「ねえ、ラーの鏡って聞いたことない?」

「うーん、分からんねぇ。
だがしかし、北にある洞窟には『鏡のカギ』が眠っているという噂だよ。」

「北の洞窟かぁ。」

「でも北の洞窟は地震で塞がれて入れなくなってしまったんだ。」

「そっか。
それは残念。」

「おい、どうする勇者?」

「掘り起こすなんてことはできなそうね。」

「もう少し町の人たちに聞いてみよう。」

 

 

勇者たちは、ようやく探していたラーの鏡のヒントになりそうな情報を入手しました。

しかし、そのアイテムはもはや入手不可能。

さて、これからどうしたらいいのでしょうか?

 

教会

「あ、教会の入り口が開いているわよ。」

「早速入ってみようぜ。」

「へえ。
広い教会だなぁ。」

「おや旅人たち、疲れている顔をしているね。
下の扉にいるジーナ婆さんに頼んで泊めてもらいなさい。」

「やったぜ。
宿屋が空いてなくて困ってたんだ!」

 

 

勇者たちはお言葉に甘えて泊めてもらうことにします。

 

「ごめんください。」

「なんじゃお前たち?」

「しがない旅の武道家様とその御一行だぜ。」

「アタシは忙しいんだよ。
さっさと出ておいき。」

「でも神父さんが泊めてくれるって言ってたぜ?」

「そうなのかい?
仕方ないね。
ほら、さっさと布団に入るんじゃ。」

「え、まだ寝るには時間が早くないか?」

「つべこべ言わずにさっさと寝るんじゃ。」

 

 

勇者たちはジーナ婆さんに無理くり布団に押し込まれ、気づけば深い深い眠りに着いていました。

 

血に染まりし悪夢

目が覚めたら勇者たちは川で顔を洗うため、ベッドから出て外へと向かいます。

すると??

 

 

「キャー!
大変よ!」

「呪いだ!
これは魔物の呪いだ!」

 

 

なんと川の上流から大量の血!血!血!

明らかに異常なほどの血が流れてくるではありませんか。

町人は混乱し、恐怖し、慄き、皆パニックになっています。

まあ中には神経の図太い人もいますが・・・。

 

 

勇者たちは原因を探るため、川の上流である北の洞窟へと向かいます。

 

 

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洞窟入り口

「おちない・・・ おちない・・・。
この剣についた血が
いくら洗っても おちないよ・・・。」

 

 

「やばいぜ勇者。
この女、絶対に関わったらいけない奴だぜ?」

 

 

「ねえ、ここで何があったか教えてくれないかしら?」

「アタイはジーナ。
各地を飛び回っている盗賊さ。」

「ジーナ?
あの婆さんと同じ名前じゃないか。」

「おいそこの筋肉。
誰が婆さんだって?」

「いえ、何でもございません。」

 

「まあいい。
それでアタイと相棒のイリアでこの洞窟の宝を盗みに来たんだけど、魔物の術にかかってアタイがイリアを殺してしまったんだ。
しかも、この剣についた血がいくら洗っても取れないんだよ。」

「これは何か問題がありそうだな。」

「そうね。
きっと洞窟の一番奥まで行かないと解決しないわね。」

 

洞窟内

勇者たちはジーナを入り口に残し、洞窟最深部を目指して進んでいきます。

 

 

スイスイスーーイ!

 

 

なんか誰か戦っているぞ??

 

 

ヘルビーストが現れた!

 

 

勇者たちとヘルビーストの戦いが始まります。

がしかし。

相手が強くなかったので、簡単に倒してしまうのでした。

 

はやてのイリア

「助かったぜ。
誰だか知らないけどありがとな。」

「いやいや、困った人を助けるのも武道家の仕事さ。
それよりアンタ、もしかしてジーナの知り合いか?」

「ん? ジーナのことをしているのか?」

「ジーナさんなら洞窟の入り口で泣いていたわよ。」

「あいつ、もしや俺のことを殺したと勘違いしているな?
早く行かないと。
痛っ!」

「あなた怪我してるじゃない。
そんな状態で歩くと危ないわよ。」

「そうだぜ。
今は無茶しちゃいけねぇ。」

「でも早くあいつのもとに行ってあげないと。
悪いが入り口まで手を貸してくれないか?」

 

 

「しょうがないわね。
あ、それから・・・。」

 

ミレーユはホイミを唱えた!

イリアの傷が回復した!

 

「何から何まで悪いな。」

「お気になさらず。
さあ、行きましょう。」

 

勇者たちはイリアを連れ、洞窟の入り口まで戻ります。

ワンポイントアドバイス

この洞窟、帰り道はモンスターが出ません。

なので宝の取り忘れなどがあった場合には危険なく回収することができます。

 

それともう1つ。

ボスを倒しても目の前の宝は空っぽ。

きっとジーナが持ち去ったものだと思われます。

せっかく倒したのに・・・。

 

再開

「おちない・・・ おちないよ・・・。」

「おいジーナ!」

「??
その声はイリア?
もしかして化けてアタイを殺しに来たのかい?」

「そんなわけあるか。
俺がそんなに簡単にくたばるわけないだろ!」

「まさか本物?
でもどうして?」

「お前が幻術に騙されて俺を刺した後、残りの力を振り絞って魔物と戦っていたんだ。
そしたら勇者様たちが助けてくれてな。」

「そうだったのかい?
生きていて本当に良かった。」

 

 

「それよりお前、あのアイテムはしっかり持ってきたんだろうな?」

「鍵のことだろ?
当たり前さ。」

「さすがは盗賊ジーナだ!
抜かりがないな。」

「最悪、アンタの形見にするつもりだったからね。」

 

 

「そうだ。
お礼に勇者様たちにこれを上げるよ。」

「はやてのリングだと?
そんなものよりもその鍵が欲しいぜ?」

「命の恩人でもこれだけは譲れないな。
俺たちはこれで人生をかけた大勝負に出るんだ。」

「考え直してくれよう!」

 

 

こうして、ジーナとイリアは疾風の如く駆けて行きます。

さすが盗賊たち、足がめちゃくちゃ早い。

止めようとした勇者たちですが、またたく間に距離を引き剥がされ、結局追いつくことはできませんでした。

 

ジーナのお礼

洞窟を抜け出した勇者たちはようやく一息つき、辺りを見渡します。

 

「なあ、ここって最初にいたアモールじゃないよな?
町の地形も雰囲気も違うしな。」

「本当だ。
さっきまで必死だったから全然気づかなかったね。」

「おいおい、どうやって戻るんだ?」

「きっと教会で眠ればいいんじゃないかしら?」

「そうだな。
町人に聞いてもジーナたちはどこか遠くに旅に出たみたいだし、一旦元いた方のアモールに帰るか。」

 

 

もう一度教会で寝た勇者たち。

すると無事に元いたアモールへと帰れたようです。

 

「おや、あんたらどこに行っていたんだい?
急に消えちまってビックリしたじゃないか。」

「あ、ジーナの婆さんの方だ。
ちょっと人助けだよ。」

「よくわからない子たちだね。
おや、よく見たらあんたら、昨日夢に出てきた旅人にそっくりだね。」

「夢?」

「そうさ。
過去にあった出来事について毎晩うなされていたんだけど、昨日夢に出てきた旅人のおかげですっかり良くなっちまったよ。」

「それは良かった。
じゃああれはお婆さんの過去の出来事だったんだね。」

「やっぱりあんたらかい。
どうやったか知らないが、助けられちまったみたいだね。」

 

 

「ごめんください。」

「誰だい、こんな朝っぱらから?」

「ここにジーナという人はいないか?」

「ジーナならアタシだよ。」

「懐かしい。
ワシ、いや、俺だよ、イリアだよ!」

「なんだって?」

「この町に寄るつもりはなかったんじゃが、昨日おかしな夢を見てな。」

「そうかい。
生きてあんたと再会できるとは思わなかったよ。」

「涙ぐましい再開だな。
俺、こういうのに弱いんだよ。
うっうっうっ。」

「ハッサン、今大事な場面だから静かにしてて。」

 

 

「そうじゃ。
このカギをお前さん達にあげるよ。」

「いいの?」

「アタシらが生きて再会できたのもお前さんたちのおかげ。
それにアタシらの時代はとうに終わってしまったからな。」

「おい勇者、よく分からないが良かったな!」

「これで次の行き先は決まったわね。」

 

 

なんと勇者たちは、不意打ちでラーの鏡があるとされるカギを手に入れました。

それと同時にある疑問が浮かんできます。

 

「ねえ、もしかしてさっきまでいたのは夢の世界なの?
ということは下の世界が現実で、上の世界が夢?」

「どういうことだ?
バカな俺にも分かるように説明してくれよ。」

「ハッサンたちは今まで下の世界のことを『幻の大地』って呼んでたでしょ?
実はその幻の大地こそ現実の世界で、もともとハッサンたちがいた世界は夢の世界かもしれないの。」

「なんだって!?
じゃあ俺たちは誰かの見ている夢であって、この世に実在しない存在なのか?
それに現実世界にも俺そっくりのナイスガイがいるってのかよ?」

「ハッサンがナイスガイってのは置いておいて、そういうことね。
未だ憶測だけど。」

 

 

二つの世界の真相に迫ってきた勇者たち。

自分たちは夢の存在?

それともやっぱり自分たちが本物で下の世界が幻?

なんだか話が壮大過ぎて頭が混乱しそう・・・。

 

でも謎が解けるまであと少し先。

勇者たちの旅は、これからも続きます。

 

おしまい。

 

つづき

くさった死体がボスとして登場?

ちがう、俺はくさった死体じゃない!

ポイズンゾンビを倒したお話はこちらから。

 

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プロフィール

名前:勇者ウォン
特技:ギガスラッシュ
好きなもの:平和な世界
嫌いなもの:魔王

 

すぐ調子に乗るのが特徴で、このブログの管理人。

今は2つの世界(ドラクエ6・サマナーズウォー)を旅して回っている。

そのうち世界を救うらしい。
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